プログラマーとシステムエンジニアの違いとは何か?
おそらく広い意味では、同じです。
システムエンジニアといっても、プログラミングもしますし、プログラマーといっても、設計書を書いたりもします。
これから、プログラマーとシステムエンジニアが相違点を詳しく解説していきます。
プログラマーとは?
![](https://tokutoku-market.com/prog-work001/wp-content/uploads/2021/07/310178_m-1024x730.jpg)
ベンダー会社に技術職として入社したら、まずは、プログラマーとして教育されます。
プログラマーとは、コンピュータにプログラム言語を使用して、ある目的のためのロジックを考えて、組み込む人のことをいいます。
目的や作業の規模によって、さまざまなコンピュータがあります。
そのコンピュータに伴って、さまざまなプログラム言語があります。
プログラマーは、プログラム言語を使って、コンピュータに仕事をさせます。
産業ロボットや、各業界で使用しているアプリケーションは、プログラム言語によってその動作を定めているのです。
コンピュータにプログラム言語で動作を記憶させるのがプログラマーということになります。
ちなみに後述にもありますが、動作を決定したり画面のデザインの設計書を書くのは、システムエンジニアが主となります。
このあたりは設計フェーズによって、担当者がどちらなのかがあいまいな場面もあります。
後ほど、解説します。
システムエンジニアとは?
![](https://tokutoku-market.com/prog-work001/wp-content/uploads/2021/07/4695578_m-1024x683.jpg)
クライアント(注文者)側の要望に応じて、業務システムなどのデザインを行います。
各設計書と呼ばれるものに、システムエンジニアは、アイデアを組み入れます。
そのために、クライアントとの打ち合わせを行います。
ここが、プログラマーとくっきり違うところです。
何度も打合せを繰り返し、クライアントの要件をまとめていき、仕様の確定をします。
まとまったら、システム構築のスケジュールを作成し、全体の概要図を描きます。
それから、基本設計書や詳細設計書などを作成していきます。
詳細設計書は、プログラム設計書とも呼び、プログラマーが作成する場合もあります。
実際の製造(プログラミング)になると、出来上がったプログラムを検証します。
製造が狙い通りになっているかを、ここで確認します。
クライアントの要求を満たしているかをチェックすることです。
最後まで各製造フェーズがスムーズに作業ができるかは、システムエンジニアの腕前と言えます。
システムエンジニアは、アプリケーションソフトの製造工程を総合的に判定できなければ、システムエンジニアとは、いえないでしょうね。
プログラマーとシステムエンジニアの違い
![](https://tokutoku-market.com/prog-work001/wp-content/uploads/2021/07/3480144_m-1024x683.jpg)
プログラマーとシステムエンジニアの違いは、システム開発上では、システムエンジニアは、プログラマーを使う立場にあります。
①担当する範囲、仕事内容の違い
システム開発の部門では、新人のころは、プログラマーであります。
プログラマーを数年経験して、システムエンジニアという格付けになります。
システムエンジニアは、前述にもありますが、クライアントとの打ち合わせから、スケジュール作成、人員の調整、要件定義書や概要図の作成から、基本設計書、詳細設計書を作成します。
そして、プログラマーにプログラミングを依頼します。
プログラマーは、システムエンジニアが作成した詳細設計書をもとに、プログラミングを開始します。
しかし、スケジュールが厳しいときや人手が足りない場合、プログラマーも設計書作成をします。
詳細設計書だけではなく、基本設計書を作成する場合もあります。
作業量がたいへんな場面の場合ぐらいですが。
やはり、プログラマーは、プログラミングがメインとなります。
プログラミングが完了すれば、テストをします。
これが、単体テスト(UT)というものです。
それから、結合テスト(IT)、総合テスト(ST)となっていきます。
このように、システムエンジニアとプログラマーでは、はっきりと、仕事内容に違いがあります。
②求められるスキルの違い
プログラマーは、人を相手するというよりも、対コンピュータです。
プログラミングをしたけれど、思うように動作しないとき、コンピュータとの駆け引きみたいになります。
求められるスキルは、やはりプログラミングスキルです。
システムエンジニアは、逆に対コンピュータというよりは、人が相手です。
クライアントであったり、プログラマーであったりします。
システムエンジニアの場合ですと、求められるスキルは、システム開発を行う各業種の専門知識の吸収力です。
各業種の専門知識の吸収ができなければ、システム開発になりません。
調べたり、独学をができないとダメですね。
ソフト開発に携わる人で、やめていかれる方というのは、大半が独学ができない人です。
この道で生き残るには、独学ができないとダメだといえます。
③給与の違い
ベンダー企業に入社をした場合を前提とします。
もちろん、プログラマーの給与は、入社1年目から3年目ぐらいの給与です。
経験で、若干査定が変わりますが、まだ、この分野では芽が出たばかりです。
当然、システムエンジニアの給与とは差があります。
だからといって、システムエンジニアの1年目から、ものすごい差があるわけでもありません。
システムエンジニアも経験と実績です。
プログラマーとシステムエンジニア まとめ
![](https://tokutoku-market.com/prog-work001/wp-content/uploads/2021/07/4663991_m-1024x683.jpg)
システムエンジニアの上記の項目について解説しました。
2021年も新型コロナ騒動で、社会全体の将来が不透明になってきています。
でも、これだけはいえます。
コストパフォーマンスという観点がすべてのジャンルで、見直されてきています。
ソフトウェアも工夫がされるはずです!
まだまだ、ソフトウェアのお仕事も、捨てたものではありません!
コメント